■麻酔銃は「効かない」
麻酔銃はすぐに効くと思っていないだろうか。某探偵マンガのように、使用した瞬間に眠るようなものを想像すると、どうもそうではないらしい。
「麻酔銃の使用は基本的にはニホンザルのような生き物を想定している。体の小さな個体ならいざしらず、クマのように大きな動物にはすぐに効くものではない」
「効きづらい上に銃声で驚いたりすると、暴れまわることもある。やはり箱ワナに入ってから対処するのが安全」
改めて新庄市の映像を見ると・・・



※画像は過去オンエアより
麻酔銃を撃たれたクマは体がマヒしているようには見えるが、眠っているわけではない。目は開いていたし、ほとんど動かない体で抵抗するようなそぶりも。
仮に麻酔の効きが甘かったら、かなり危険だったと想像できる。
新庄市の件はやむなく麻酔銃を使用したのであって、麻酔銃をどこででもすぐに使えるわけではないのだ。