“令和のコメ騒動”から半年。新米が出てもお米の値段は高いまま…
政府の「備蓄米」放出で今後価格はどうなるのでしょうか?
米の流通に詳しい宇都宮大学助教の小川真如氏に聞きます。
なぜコメの高騰が続いている?

コシヒカリの小売価格(1袋5キロ/東京・総務省小売物価統計調査)を見ると、2024年12月では5キロで4018円。
当初は「新米が出れば落ち着く」とされていましたが、新米が出ても高値が続いています。

宇都宮大学助教の小川真如氏は、
「コメは順調に取れたが、集荷競争が起きている」といいます。
今の時期、米業者は新米と古米、両方の流通を行っていますが、現在古米の在庫が不足し去年の半分程度となっています。
さらに、米農家に直接買い付けをする業者や消費者もいるので、コメの確保競争が激化しています。
米業者の中でも「高すぎる」と思いつつも、仕入れなければいけない状況になってしまっているのです。