先月、周南市の中央街商店街に新たなドリンクスタンドがオープンしました。
なぜ今”商店街”に”ドリンクスタンド”なのか。
「人と人とをつなげたい」という、店を開いた男性の思いを取材しました。

午前11時すぎ、周南市の商店街の一角に明かりがつきました。
店の名前は「SuzumeStand」。
「スズメも人も集まる場所に」。そんな思いが込められています。

店主の浜松智也さんは光市出身の25歳です。
高校卒業後、県内の企業で働いていましたが、「飲みの場」で人の輪が広がる楽しさを知って「飲食店を開きたい」と一念発起。
福岡県内のバーで2年間修行し、光市虹ケ浜でのチャレンジショップを経て、12月、ここに自分の店をオープンしました。

浜松智也さん
「いろんな人がつながる酒場みたいなのを作れたらいいなっていうのが最初のきっかけです。福岡にいる時と、こっち(山口)にいる時で、人とつながれる機会っていうのが街に出て少ないなと思っていたので、そういうスポットを1つでも増やせたらなみたいな」

実は、この店を開くことになったのも、店のオーナーと偶然、飲食店で出会ったのがきっかけです。

自分にいろいろな出会いをくれた場所、「酒場」。
それを、今度は自分で作りたいと思ったのです。

店のコンセプトは「山口を飲もう」。
「ドリンクを通して山口の魅力を再発見してもらいたい」。

県産の酒や素材を使ったオリジナルドリンクを立ち飲み形式で提供しています。