課題は山積み…水道料金の値上がりも覚悟か

 下水道管の定期的な検査は5年に一度行われますが、浦上教授は「これでは限界がある」とコメント。下水道管の老朽化への取り組みがまだ浸透していないことを指摘した上で、「今回の事故をきっかけに危機意識を高めてほしい」と訴えています。

 一方、維持管理の検査にコストをかければ、水道料金は当然上がります。下水道事業は各市町村が担うことになっていますが、人口減少や人材不足で事業を維持ができるのかという課題もあります。そのため、国がどこまで広域的にサポートできるかがカギになるということです。