山口県の教員採用試験について、志願者の減少を受けて、大学3年生も受験可能になるなど新しい制度が導入されることになりました。

山口県教育委員会が会見を開いて発表しました。

教員採用試験の日程は各県が独自に決めていますが、全国的な志願者の減少を受けて文部科学省は来年度、一般的な日程より早い、5月11日の実施を各県の教育委員会に推奨しています。

これを受けて山口県教委は1次試験の日程を、これまでより2か月程度早い5月10日と11日に実施することにしました。

教員の志願者数は近年減少傾向にあります。2024年の志願者数は10年前と比べておよそ570人、3割以上減っています。

日程の見直しは、民間企業の採用試験が早まっていることに合わせたもので志願者を増やす狙いです。

また、1次試験は大学3年生も受験できるようになり、3年時に合格すれば4年時の1次が免除されて2次から受験できるようになります。

3年時、不合格の場合も4年時に再び1次を受けることが可能です。

教職員課 安武宏典課長
「学生の受験機会を増やす、4年生の1発勝負ではなく3年生からチャレンジできるということで複数受験機会が設けられるということで受験生の負担を軽減しやすいというのもあります」

県教委では2月1日の午後1時からオンラインで説明会を開く予定です。