福島市にある福島学院大学で、28日、SDGsについて学ぶ授業が行われました。その中で学生たちが手にしていたのは、カードゲームです。
フェアトレードへの支援や、絶滅危惧動物の保護などSDGsが掲げる17の目標にちなんだミッション。このカードゲームは、持続可能な社会への道のりをゲーム感覚で学んでもらおうと、大手保険会社損保ジャパンが2020年に開発したものです。
28日の授業には、福島学院大学地域マネジメント科の1年生およそ40人が参加。仮想の町「ガクインタウン」の住人になり、3人1組で協力しながら2030年の社会がどうなっているのかをシミュレーションしました。
環境保護団体の役割を担うことになったチームは、パンデミックや労働格差といった社会課題に直面しながらも、他のチームとの交渉を重ね、環境とエネルギーの対立を取り除くために奮闘していました。
安田愛香さん「SDGsと聞くと環境を思い浮かべるが、経済・環境・社会をそれぞれ平等に発展させていくことが大事だなと感じました」
損保ジャパンはこのカードゲームを通じて、学生たちにSDGsをより自分のこととして捉えて欲しいとしています。
