SNSでバズっている「クッキングシート」を使った簡単レシピ。さらに料理中のイライラがなくなる“目からウロコ”のシート活用術も話題になっています。

少ない油で“紙箱”揚げ物

クッキングシートの活用術を教えてくれたのは、料理研究家の島本美由紀さん。
まずは、【少量の揚げ物】に便利な使い方。

料理研究家 島本さん:
“箱”を作って、唐揚げをしようと思います。箱を使えば油も少量で良いし、フライパンも汚れない

使うのは、<シリコーン加工の耐油紙><耐熱温度が250℃>のクッキングシート。

〔1〕折り紙やチラシで作るのと同じ要領で、クッキングシートで四角い紙箱を作る
〔2〕必ず火を止めた状態で、紙箱をフライパンにのせる。フライパンは、紙箱に引火しないように箱が収まるサイズで

〔3〕紙箱に1.5cm程度の油を注いでから点火。箸の先から泡が出てきたら下味をつけた鶏肉を投入し、約170℃で4分程度揚げる
(※食材は少量にして、その場を離れず、温度を見ながら調理して下さい)

THE TIME,マーケティング部 西堀文部員:
「おいしすぎる!簡単だし油が少なくて良いのだったら自分でもできそうです!」

<250℃で20分以上使用すると引火の恐れがある>ため注意が必要ですが、紙箱なら、フライパンに直接油を入れる場合と比べ“油の使用量は約1/2”。油ハネも箱の壁が防いでくれます。

ちなみに、使用したクッキングシートの再利用はNG。油を凝固剤で固めたり、新聞紙などに吸わせたら、自然発火を防ぐために十分に冷やしてから捨てて下さい。

※フッ素樹脂加工製品の使用上限温度を超えると有毒ガスが発生する可能性があります
※高温になるとフッ素樹脂加工が傷む場合があります

“目からウロコ”の活用術

料理研究家 島本さん:
あつあつのご飯も簡単に【おにぎり】にできちゃう」

クッキングシートは熱が伝わりにくいので、炊きたてご飯を包んで握っても熱くない!ご飯粒も付きにくいので簡単に握れます。
料理がちょっと楽になる便利な使い方は他にも!

【バターを切る】⇒包丁の刃をクッキングシートで包んで切れば汚れず、使ったシートは小分け保存用に。

【おろし金】⇒ギザギザの上に敷いておろせば、食材の繊維が詰まらない!おろした食材も集めやすくなります。

挟んで焼くだけ“うま染み”鶏むね

続いては、SNSでバズっている「クッキングシートを使ったレシピ」に西堀部員が挑戦。
1品目は、投稿から3週間で“8万いいね”の【ハッセル鶏むね】

材料(2人分)は、
▼鶏むね肉(約400g):2枚
▼ベーコン(ハーフ):4枚
▼スライスチーズ:4枚
▼レモン:1個
▼パセリ:適量
★オリーブオイル:大さじ2
★はちみつ:大さじ1
★塩こしょう:適量
★ガーリックパウダー:適量

〔1〕鶏肉に、8か所程度斜めに切り込みを入れる
〔2〕オーブントレーの上にクッキングシートを敷き、輪切りレモン、その上に鶏肉をのせる
〔3〕鶏肉の切り込みに、ベーコン・チーズを挟む

〔4〕シートの両端をキャンディーのようにねじって包む。上は開いて船のような形ですが液漏れせず、適度に蒸されて“よりジューシー”な仕上がりに!

〔5〕★の調味料を合わせ、鶏肉にまんべんなく塗ったらオーブンへ
〔6〕約190℃で30~40分焼き、パセリを振れば完成(※焼き時間は調整)

チーズこんがり、中はジューシー。食材のエキスが凝縮されたスープも染み染みです。

西堀部員:
「はちみつの甘みとチーズの塩味がすごく相性良くて、お肉もジューシーで柔らかい。シートのままお皿にのせて食べるからベタベタに油汚れがつかない!」