県内で相次ぐ鳥インフルエンザ発生の原因は何なのか。
ウイルス学に詳しい北海道大学大学院の迫田義博教授に聞きました。

(北海道大学 迫田義博教授)
「渡り鳥がウイルスをシベリアから持ってきてしまい、そのウイルスに二次的にカラスや猛禽類、スズメ、小鳥等の感染が広がっている。ウイルスが農場の中に何らかの要因によって持ち込まれた、持ち込まれる隙があって発生が起きたというのがまず最初だと思う」

農場にウイルスが持ち込まれる隙とは?
・感染した鳥の死骸を食べたネズミやイタチが農場に侵入する
・ウイルスに感染した鳥のふんを人が踏み持ち込む
・ちりやほこりに付着したウイルスが農場の換気扇の吸気口から入り込むことなどが考えられるといいます。これらの隙を防ぐ対策はあるのでしょうか。

(北海道大学 迫田義博教授)
「どんなに一生懸命毎日対策をしっかりやっていたとしても、例えばある一日対策ができないとその隙をついてウイルスが入り込んで発生につながる。弱点(ウイークポイント)が農場ごとに違う」