多くのメーカーから発売され、CMでもよく見かけるようになった「リカバリーウェア」ですが、そもそもどんなモノなの?その効果は?
「リカバリーウェア」って何?
『SleepLIVE』睡眠研究所 小林麻利子代表:
「リカバリーウェアとは、遠赤外線の血行促進作用によって体の疲労回復・リラックスを促進するために設計された衣類のこと」

2022年からは、国の基準を満たしたものは「一般医療機器」の<家庭用遠赤外線血行促進用衣>として扱われるようになった「リカバリーウェア」。
以前はスポーツ選手の疲労軽減などを目的として着用されていましたが、最近ではその機能が“睡眠の質を高めてくれるのでは?”と注目されています。
『ビックカメラ』有楽町店(東京・千代田区)には、パジャマタイプやアームカバー、アイマスクなど約70種類以上のリカバリーウェアがズラリ。

スーツの『AOKI』や布団で有名な『nishikawa』、作業着で有名な『ワークマン』もリカバリーウェアに参入し、「メディヒール(R)ルーム長袖シャツ」(ワークマン/1900円)は累計15万着販売の大ヒットに。2月上旬まで入荷待ちの状態だといいます。

「着るだけで疲労軽減」ナゼ?
リカバリーウェアを着ることで、疲労が軽減されるメカニズムは何なのでしょうか?

『ベネクス』中村太一代表:
「弊社の場合<PHT>という特殊な素材を開発して、中にプラチナを始めとする鉱物を練り込んでいる」
メーカーによると、服の繊維に練り込まれた特殊な鉱物が遠赤外線を発して血行を促進し、疲労の軽減が期待できるとのこと。

サーモグラフィーを使い<遠赤外線効果>を測定したところ、着用3分後には首から肩、背中、腕などが赤色に変化し体が温まる様子が確認できたといいます。
(※30代女性でメーカー調べ・結果には個人差があります)

「すぐに体にも変化が出る」(ベネクス・中村さん)とのことなので、THE TIME,マーケティング部の三上萌々部員(29)が長袖タイプを着てみました。
そして1分後、両腕を伸ばして後ろに回してみると…
三上部員:
「え、すごい。手がくっついている!」

着用前は背中まで回らなかった両腕が、着用後は背中の中心まで届くようになり両腕が水平に合わさるほどに。

「正直疑っていた部分もあった」という三上部員もビックリの変化でしたが、これは遠赤外線により筋肉がゆるみ溜まっていたコリや疲労を軽減、その結果“肩の可動域が広がる”からだといいます。