移民政策の転換で不法移民“以外”にも影響が
トランプ大統領が制限を強化した移民政策。不法移民以外にも影響が及んでいます。

コロンビア出身の移民希望者:
「ようやく入国だったのに。全部ダメになってしまった・・・」
13歳の息子と合法的な入国を目指していた女性。トランプ氏の就任式と同じ日に入国審査が予定されていましたが、突然キャンセルされたのです。
「革命」を始動させたトランプ大統領。これに直接異を唱えた人物がいます。
就任後の伝統行事として行われた礼拝。トランプ大統領を前に、主教がこう語りかけたのです。

ワシントン聖公会 ブッデ主教:
「神の名を下にお願い申し上げます。いまこの国でおびえている人々に慈悲を。ゲイやレズビアン、トランスジェンダーの子どもたちは、民主党・共和党・無党派層の家庭にもいます。中には命の危険を感じている子どももいます」
「性別は男と女のみ」と宣言したトランプ氏に寛容さを求めたのです。さらに移民についても…
ワシントン聖公会 ブッデ主教:
「レストランで私たちの食事後に皿を洗い、病院で夜勤をする人たちがいます。彼らは市民権あるいは適切な書類がないかもしれません。しかしほとんどの移民は犯罪者ではありません」

礼拝後、トランプ氏は…
──説教はどうでしたか?
トランプ大統領:
「面白くはなかったな。良い説教ではなかった。もっとましな説教ができたはずだ」
新たに始まった4年間。“トランプ革命”はどこに向かうのでしょうか。