“敏腕社員”とされた現場所長 不良発覚も「どうすることもできない」
去年公表された調査報告書では、施工業者へヒアリングした内容などについても公表されました。そこでは、現場所長は「トンネルの測量や計測管理システムを使ったことがなく、部下に任せきりで、測量結果については把握していなかった」「厚み不足に気づくも、局所的なもので大丈夫と勝手な判断をした」「今更どうすることもできないと思い、作業を継続した」などと言及されていました。
浅川組によりますと、工事を取り仕切っていたのは、15件以上トンネル工事を担当していた現場所長。経験も豊富で、いわば“敏腕社員”とされ信頼を置かれていたということです。














