際立つ“チーム力” その結束力を高めた仲間の存在
「正直悔しい気持ちはあったけれども…」

青森山田 菊池伊眞 主将
「絶対的なプレーヤーはいないが、スタメン9人をはじめベンチ入り20人、ベンチに入っていない選手も全員で戦っていくチーム」

その言葉を裏付けるように県大会と東北大会の9試合では、先発乕谷、リリーフ菊池統磨、抑えの下山の3投手による徹底した継投リレーを確立し、準優勝になるなどチーム力が際立ちました。

そのチームの結束力を高めたのが、体の故障のため2024年秋に選手を断念した2年の岩川良秀さんの存在です。学生コーチとして練習の補助からスタッフと選手をつなぐ役割まで裏方の仕事を引き受けています。

青森山田 岩川良秀 学生コーチ
「正直悔しい気持ちはあったけれども、これから自分が高校生活を悔いなく終わるためには決断も大事だと思った。決断をしてよかったと思えるような悔いのない一年にしたい」

苦楽をともにしたチームメートの決意を知るからこそ、グラウンドに立つナインは試合に出るメンバーだけではなく、57人の選手全員で戦う覚悟を示しています。