就職などを機に岐阜県外へ出ていく女性

こうした「少子化」や「人口減少」は岐阜県全体の課題です。県内の人口は2000年のピーク時と比べて約20万人減少。この先2050年には、さらに約54万人減ると推計されています。

藍川校区の「二十歳のつどい」に参加していた坂野一帆さん(19)は現在、岐阜市の実家から愛知県の大学に通う2年生です。卒業後の希望は?

(坂野一帆さん)
「こっちに戻ってこなくて愛知の方で就職する。(岐阜から)引っ越しする」

希望は都市部で出版関係の仕事に就くことです。

(坂野一帆さん)
「やりたい仕事や職種が県外にあるというのと、若い女性がいないので、ちょっとさみしい」

年代ごとに岐阜県外から転入した人と転出した人の差をグラフにしてみると、就職などを機に県外に出る20代の女性が特に多いのが特徴で、人口減少の原因の1つとされています。

県外に出ることを考えている坂野さんが将来の職場に期待している事の1つは…。

(坂野一帆さん)
「子育て制度などが充実していて、子どもを連れていける職場だとうれしい」

こうした声も若い女性から上がっている中、岐阜市には子育て世代の女性のニーズに応える会社があるんです。