脱線に、レール幅の広がり…トラブルが相次ぐ市電に対し九州運輸局が行政指導です。

12月31日、熊本城・市役所前電停付近で脱線し、年末年始に一部区間を運休した市電。さらに1月には脱線現場の近くでレール幅の広がりが見つかり、再び同じ区間を2日間運休しました。
これを受けて九州運輸局は1月22日、市交通局を文書で行政指導しました。
(行政指導の文書より)「利用者に影響を与える事象が発生していることは、誠に遺憾である」

運輸局は全区間でレールの安全点検をして現在の管理体制を検証し、原因の究明と再発防止策を速やかに報告するよう命じました。
市交通局によりますと、現在、運行に支障がない程度のレールの広がりが5か所で確認されているということで、年度内に補修工事を行う予定です。