楽しさやワクワクの方が大きい

Q.大きく変えた事は…
田中:

生活の事自体は意識して、変えるというより今までの生活が変則的だったので変えられる部分がないんですけど、練習自体はかなり質を重視したような練習に変わってきたり、質を意識する中でも自分自身の意識がトップを目指すという明確な思いで変わってきたのが一番大きい。練習内容が大きく変わったというよりは、それに向かっていく自分の気持ちが意識として、変わっている…私自身は練習でも特にここが大きく変わったって所は感じることなく、ただ質がとにかく高くなったなというぐらいで、逆にそこに楽しさやワクワクの方が大きい。

“頑張っていくきっかけ”になるような走りを

Q.東京2025世界陸上でどんな姿を見せたい?
田中:

今まではがむしゃらに走るだけで、その姿勢を見て頂けるだけで、印象に残るような事があったんじゃないかなというのはあって、そのおかげで覚えていただいて、私自身もこのままの自分で良いという事で、自分のやりたいことを思って、突っ走ってきた。今は、何を伝えたいかっていうのをもっと明確に、がむしゃらに走っていたら、何かが伝わっていればいいな、というよりは、何を伝えたいかっていうのをもっと明確に伝えたい。その事によって、よりたくさんの子ども達であったり、一般の方々に印象に残る選手というか同じ人間として頑張っている事を受け入れてもらえたり、それぞれの分野で頑張っていくきっかけになればいいと思っています。

2025年は「一気にトップまで駆け上がりたいという気持ち」