「時間とお金がこれほどかかるとは…」掲示板に残ったままの悪質な投稿

刑事告訴したあと、加害者側から示談の申し入れがありました。投稿の理由を求めるも、納得のいく回答が得られなかったことや反省を感じることができず、刑事告訴を続けたといいます。

警察などによりますと加害者の男性は脅迫の容疑で書類送検され、10万円の罰金刑が科されたということです。

被害女性(50代)
「愕然しましたね(量刑が)軽くて」

情報開示や刑事告訴などの弁護費用として、女性はすでに100万円を超える負担を強いられています。掲示板には、ニュースの放送では伝えることが出来ないような言葉遣いをした文言がたくさん並んでいました。
刑事告訴された6件の投稿は今も、掲示板に残ったままです。これらを削除するには、さらに時間や費用がかかる場合があります。

被害女性(50代)
「時間やお金はこれほどかかるとは思っていなかったです。手元に資金がないから、訴えたいけれど訴えられない人はたくさんいると思う

今後、女性は民事裁判を起こして加害者側に動機の説明を求めることにしています。

被害女性(50代)
「どうしてこういうことをしたかっていう動機も私には全く知らされていないので、そこもちゃんと聞きたい」

最初の被害が始まっておよそ2年…。被害女性は「刑罰が下ったから100%解決したわけではない。もしかしたら逆恨みをされているかもしれない、そう思うと外を歩く恐怖は今も全然変わらない」と語ります。