橋は途中から“朽ちた木”に
川岸に設置された小さなベンチの先には、人が一人通れるほどの鉄板が敷かれた欄干のない橋が。2人は橋を渡ってみますが、途中から橋の様子は一変。鉄板から木製に変わり、その木々は朽ちて抜け落ちています。
鉄板から下り、迂回するための階段で対岸へ行ってみることに。すると、そこには石垣が。
(道マニア・鹿取茂雄さん)
「畑や田んぼの跡。石垣があるということは、少なくとも人の生活があったのは間違いない。神社もあったらしい」

古くは対岸の畑や神社へ行くための木製の橋が架かっていましたが、1959年に上陸した伊勢湾台風によって流失。その後、トラックのシャーシ(フレーム)を橋の代用として、迅速に対岸との行き来を可能にし、朽ちた木の部分はその名残とのこと。
橋の入口側はサイズの合うシャーシがなかったため、鉄骨に鉄板を乗せて足場を造ったそうです。