福島第一原発で重大事故が起きたことを想定した防災訓練が行われました。
福島県は、原子力災害への職員の対応能力の向上のため、毎年大規模な図上訓練を行っていて、21日の訓練には、県や警察、消防などおよそ120の機関からあわせて320人ほどが参加しました。
訓練は、浜通りを中心とする地震で福島第一原発5号機の使用済み燃料プールの水位が低下しているという想定で始まりました。県の危機管理センターに置かれた災害対策本部では、職員たちが班ごとに分かれ、人的被害の情報に加え避難、屋内退避の状況などを確認しました。
県原子力安全対策課・三浦俊二課長「(訓練で出た)課題や問題点をふまえて、実際の手順や対応を改善して本県の原子力災害対応能力の向上に努めたい」
