使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設に向けた調査が進む山口県上関町で18日、計画に反対する住民団体が5年ぶりに定期的なデモ活動を再開しました。

祝島で行われたデモには、「上関原発を建てさせない祝島島民の会」などの約30人が参加しました。島内デモは、町に原発を誘致する話が持ち上がった1982年に島民が始めたものです。その後、毎週月曜日に定期的なデモを行っていましたが、新型コロナの影響で中断していました。しかし2023年、中間貯蔵施設の建設計画が浮上したことなどから、反対の立場の結束を強め、島での取り組みを広く発信しようと、5年ぶりに再開されました。

参加者は島内をおよそ30分間練り歩き、原発や中間貯蔵施設への反対の意思を示しました。

上関原発を建てさせない祝島島民の会 木村力代表
「中間貯蔵もですけど、まず原発の白紙撤回、それが1つ大きなゴールです。長いとは思いますが、粘り強くやる必要があるかと思います」

島内デモは今後、毎月第1・第3土曜日に行われる予定です。