2024年の宮城県内での企業倒産は161件と東日本大震災以降、最も多くなりました。

東京商工リサーチによりますと、2024年1年間に県内で倒産した企業は、前の年より18件多い161件でした。160件台となるのは、2010年の163件以来14年ぶりで東日本大震災が起きた2011年以降では最多です。

2011年は震災特需の影響で倒産件数が92件に減少。その後も倒産件数は低い水準で続いていましたが、2024年は161件となり、震災以前の水準に戻った格好です。負債総額は231億6200万円となり、前の年に比べ44億8700万円増えています。東京商工リサーチは「今後も円安が続き金利上昇で資金調達も厳しくなると予想されるため倒産件数は増える」との見方を示しています。