自治体で導入されている独自の”観光税”とは!?

 宿泊税は「法定外目的税」にあたると説明しましたが、法定外目的税はほかにもあり、自治体で財源にする動きがあります。

 例えば福岡県太宰府市では「歴史と文化の環境税」という税があります。これは、市内の一時有料駐車場を利用すると50~500円課税するというもので、史跡地のライトアップや文化財の保存整備などに使われています。
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 また、大阪府泉佐野市では「空港連絡橋利用税(関空橋税)」が車1台につき1往復あたり100円かかります。これは橋の耐震工事や空港消防の運営費にあてられていて、「法定外普通税」に該当します。