砂鉄と木炭と、粘土。森にある素材だけを使い、人の力によって約70時間かけて鉄を生み出すのが「たたら」だ。

江戸時代の最盛期には、奥出雲を中心とした中国山地で、日本の鉄の8割以上を生産していたともいわれ、全国に鉄を供給していた「鉄の聖地」でもあった。

岡田は、奥出雲の歴史や文化にも触れ、「たたら」とともに歩んできた町の秘密を知る。

出雲神話・ヤマタノオロチ伝説とのつながり。砂鉄と木炭を得るために森林を伐採した跡地を棚田として再生させるサステナブルな取り組み。そして「たたら」から自動車産業など近代日本のものづくりにつながるストーリーにも迫っていく。

岡田准一さん
「奥出雲「たたら」には、鉄づくりだけでなく、自然や食など、多くのことにつながっていることを学びました。
たたらと共にある先人たちの営みや知恵の中に、今の僕たちがこれから生きる上での大事なヒントがあると思います。自分たちの国には、こういう文化があるんだということを、多くの人に知ってもらうきっかけになれば嬉しく思います」

岡田が世界唯一の“たたら製鉄の町”、島根・奥出雲を旅し、1000年受け継がれる日本の“ものづくり”のルーツに迫る「たたらの國 奥出雲」は、1月18日(土)ごご4時から TBS系列28局で全国放送される。