岩手県内有数の進学校でもある久慈は、文武両道で野球に取り組む姿なども評価され、2025年春のセンバツ甲子園の21世紀枠候補9校の中に入りました。


2024年度で創立81年を迎える久慈高校は、1979年の夏の岩手大会で優勝し、甲子園に初出場。
甲子園出場は春夏通してこの1回のみで、21世紀枠での出場が決まれば初めてのセンバツ出場です。

吉報を待ちながらトレーニングを続けるチームの注目選手の一人がエースの宇部奨人投手です。


宇部投手は2024年秋の県大会2回戦、大船渡との試合で11個の三振を奪う好投を見せました。キレのあるストレートが魅力の左ピッチャーです。

(宇部奨人投手)
「下半身がピッチングでもバッティングでも大事になってくるので、下半身をすごく大事にしてやっている」

宇部投手がこの冬特に力を入れているのが、背中と下半身の筋肉を効率よく鍛えられるとされるトレーニング方法のデッドリフトです。


他の選手たちが苦戦する145キロの重さを、宇部投手は…顔を真っ赤にしながら勢いよく持ち上げること10回。
2024年の夏までは135キロを1回持ち上げるのがやっとだったといいますが、半年で、50キロ重い185キロを持ち上げることができるまでに成長しました。筋力アップは投球への自信にもつながっています。

(宇部奨人投手)
「選ばれると思って選ばれた時に恥ずかしくないというか、堂々とできるように全国でも戦えるような体力作りや体づくりを皆で頑張っていこうと声がけをしていま頑張っている感じです」