高値は春の品種に切り替わる3月下旬から4月まで続く可能性も…
また、卸売の富山中央青果によりますと1月1日から14日までの2週間で、キャベツの平均卸売価格は1キログラムあたり325円と前の年の4倍になりました。一時は600円台にも上りました。

富山中央青果 安井豊さん
「瞬間的なものはあっても、3か月かけて長い高値が続くというのは今までそんなになかった」

かつてないほどの長期に及ぶキャベツの高値…。天候不順による生産量の減少が主な要因ですが、もうひとつ考えられるのが―
富山中央青果 安井豊さん
「例年であれば、国産が高くなれば輸入品に走られる外食チェーン店さんとかもあるんですけども、今年は円安の影響もあってそう簡単に輸入のキャベツに切り替えることはできなかったんじゃないかな」
富山中央青果では、キャベツの高値傾向は、春の品種に切り替わる3月下旬から4月まで続く可能性があるとみています。キャベツ以外にブロッコリーや白菜なども前の年の倍以上となっています。

富山中央青果では、農業資材や物流コストの高騰も長引く野菜の高値の背景にはあるとして、年々負担が重くなっている生産者の意欲の低下も懸念しています。
富山中央青果 安井豊さん
「こうしたなかでも地元のものを選んでいただくことで農家さんの応援にもなるのでぜひそういった視点でも(県産を)購入していただければと思います」
