“大変だったね” で済ますのは「組織として崩壊している…」
施設側は10年以上前、男性が暴力行為などのトラブルを繰り返したため、誓約書を交わしていました。

誓約書には「今後、一切このようなことがないよう深く反省し、十分に注意することを誓います」とあり、何らかの処分を受けても異議はないとしています。
しかし、この後も男性の暴力が収まることはなく、ほかの利用者にけがを負わせたことも施設側の記録に残されていました。

毛田千代丸キャスター
「誓約書の効果はないんですか」
社会福祉施設の関係者
「ないと思います。まず暴力事件が起きた後に、(男性の)家族には言うなという指示があるんですね。何事もなかったかのように、報告だけして終わり。その後問題にもならない。というか、「大変だったね」で終わりなんですよ。それがもうなんか、組織として崩壊している気がします」
