殴られるかも知れない、自分の番かも知れない

車いすの男性が、別の女性職員に暴力をふるうのを見たという施設の関係者は─。 

社会福祉施設の関係者
「首元をつかまれたり、髪の毛を引っ張られたり、あと、職場の備品をぐちゃぐちゃにされているのを見ました。怖くて助けにも行けなくて、後からその被害職員に大丈夫でしたかっていう声がけしかできなくて」

複数の関係者によりますと男性は十数年前から職員やほかの利用者への暴力や暴言を繰り返しているということです。男性は認知症の診断を受けたことはないと言います。

社会福祉施設の関係者
「きょう自分が殴られるかもしれない。きょうは自分の番かもしれないって思いながら職場に向かっていますし、恐怖を抱えながら働いてますし、対策を何かしてもらえるっていう環境ではないので、ただおびえるっていうだけですね」