16日からのガソリン価格値上げを前に、15日長崎県内のガソリンスタンドでは給油に訪れる車の列が続いています。
駆け込み給油で車の列が続くスタンド
値上がり前に給油を済ませようと、多くの車がスタンドに押し寄せています。政府は石油元売り各社に支給しているガソリン価格抑制のための補助金を段階的に縮小する方針で、1月16日以降【1リットルあたり5円】縮小することが決まっています。
この補助金は‟原油価格の高騰”による国民生活への影響を緩和する目的で導入されていました。
値上げの影響は?
資源エネルギー庁によると、長崎県内のレギュラーガソリンの平均価格は、14日時点で1リットルあたり185.3円。16日以降は約190円に上昇する見通しで、離島では210円近くになる地域もあるとされています。
長崎県諫早市のガソリンスタンドでは、給油に訪れる人が数日前から増えているということです。
給油に訪れた人:
「これはたまらんですよ。上がり方がすごいですからね」
「子どもがいたら色んな所に行くので厳しい」
「物価高・物価高で…やっぱりガソリンというのは生活に直接影響しますから堪えますね」
福岡スタンダードREセルフ諫早SS 宮﨑裕店長:
「16日から5円上がりますね。前回はもう本当に(深夜)12時回ろうかというところまで行列が出来てましたので今回もそれ以上になる可能性もあります」
補助金縮小と今後のガソリン価格
補助金の削減で、原油価格の変動がより直接的にガソリン価格に影響を及ぼすことも懸念されています。一方で、自民・公明・国民の3党は「暫定税率」の廃止で合意しました。実現すると1リットルあたり25.1円安くなるということですが、廃止時期はまだ決まっていません。