被災地のライフラインとなった『コンビニ』
そして阪神・淡路大震災をきっかけに役割を大きく変えたのが、コンビニエンスストアです。
30年前、かろうじて営業が続けられたコンビニには長い列ができました。
人々が買い求めたのは水やおにぎり、乾電池など。それまで“深夜でも開いているスーパー”のような位置づけだったコンビニは、この震災を機に生きていくのに欠かせないものを提供するライフラインのひとつとして認識されるようになりました。
1月9日、コンビニエンスストアのローソンが実施した防災訓練。阪神・淡路大震災と同じ地震が再び起きたという想定で行われました。
【訓練の様子】
「(近畿カンパニーで)社員803名中、安否確認ができているのは800名。現在不明は3名、負傷者は6名」
「交通が寸断されているので、出社できる人間が限られてくる」
この日の訓練では、被災地の担当者らからあがってきた現地の状況や応援要請を、東京本社に立ち上げた防災対策本部に集約し、すばやく支援に移れるよう手順を確認します。
(ローソン・近畿エリアサポート部 江藤隆裕部長)「本社を通じて各地から(情報を)一気に集める。本当に必要な地区までどこを通ってどう届けるかが大事になる」