何が自分の周りで起こったのか、それを整理しておきましょう
(加藤沙知アナウンサー)
教訓としてというふうにお話がありましたので、暑い時期の地震を、今一度振り返ってみたいと思います。
去年の8月8日に発生した地震、日向灘を震源とする地震で、発生したのは夕方の午後4時42分頃でした。最大震度震度6弱が日南市、そして、震度5強が宮崎市、都城市、串間市で観測されました。
各地で様々な被害があり、お店で瓶が割れたり、国道での落石なども印象に残っているという方も多いのではないか思います。津波注意報も一時発表されました。

改めて、8月の夏のときの地震、そして、今回の冬の寒い時期の地震というのは、どのようにとらえていますか?
(NPOみんなのくらしターミナル 初鹿野 聡代表)
8月に自分の周りで何が起こったかっていうのを1回整理できていますでしょうか?
私の家と加藤さんの家で起こったことは違うじゃないですか。川野さんの家とも違いますよね。
戸建てに住んでいる人とマンションの高層階に住んでいる人では、状況が違うと思います。
だから、これを一つくくりで「備えましょう」というのには無理がある。
これは生活者目線の大事なところで、まず8月に何が起こったのかを1回整理してみませんかというところなのです。

何が自分の周りで起こったのか、それをまず一つ整理しておきましょう。
その上で、今回また何が起こったかというところが大事なポイントになってくると思います。
(加藤沙知アナウンサー)
例えば、前回は棚が倒れたけど、今回は倒れなかったなとか、今回も倒れてしまったとか・・・
(NPOみんなのくらしターミナル 初鹿野 聡代表)
もし、そうだとすると、8月に倒れたときに、倒れないようにしておけばよかったと・・・

(川野武文アナウンサー)
そこに具体的な行動が伴ってなかったら、同じことが起こるわけですね
(NPOみんなのくらしターミナル 初鹿野 聡代表)
これは「正しく恐れてない」ですよね。
ここを、もう一度、皆さん考えてみませんか。今、8月に起こったこと、それから、今回、起こったこと。
自分の周りで何が起こったのか、暑いときに起こって困ったこと、寒いときに起こって困ったこと。ニュースの中でも、小さな子供さん連れて車の中で避難してらっしゃる方の映像が出ましたが、赤ちゃんをどう温めるのか、夏は熱中症、冬は低体温症、また違うわけです。そこの備えを具体的に考えていく必要があるいうことです。
(川野武文アナウンサー)
冬であれば、「毛布を持っていこう」とかなるのですが・・・それぐらいしか思いつかない・・・
(NPOみんなのくらしターミナル 初鹿野 聡代表)
だから、そういう点を「具体的にやっておきましょう」というのが、今回、私は大事なポイントだというふうに思います。
「倒れたものは倒れないようにしておきましょう」、「夏の熱中症に対しては涼しくしましょう」、「夏は温かくしましょう」という備えをきちんとやっておきましょうというところです。