広島市の縮景園で、冬に咲くボタンが見ごろを迎えています。

毎年この時期に展示されるボタンです。冬に咲くよう管理された30株が飾られています。園は、花の少ない冬でも訪れた人たちに楽しんでもらおうと、ボタンの産地から取り寄せて、10年以上開いています。

RCCウェザーセンター 近藤志保 気象予報士
「こちらのボタンは寒さをしのぐため、藁で囲いがつけられています」

温室で育ったボタンは、寒さや強風で葉が痛んでしまうそうです。先週の寒波で、葉が枯れないか心配されましたが、元気な状態が保たれたということです。朝早くから訪れた人たちは、思い思いにカメラを向けて撮影を楽しんでいました。

ニューヨークからの来園者
「ジャパニーズガーデンが好きで本場を見てみたくてきました。とてもきれいです。日本らしくてとても美しいです」

縮景園 梅田雅幸 さん
「やっぱり冬には花があまりないもので、こんなに大きな花を見てもらうのが魅力ではないかと思っています」

ボタンの展示は、今月下旬ごろまで楽しめるということです。