計測機器満載!車内が全く異なる「N700系」試験運転車両
岡本記者が乗り込み、車内を紹介してくれています。まずお邪魔したのは運転席です【画像⑥】。

(RSK山陽放送 岡本佳彦 記者)
「上りのテスト車両は岡山駅を出た後、5分後には300キロに達します。現在よりも30キロのスピードアップで、岡山~東京間が5分短縮され、最速でおよそ3時間15分になるものとみられています」
トンネルへ向かって一直線!とっても山陽新幹線っぽい、運転席からの一コマです。動画では、流れる景色も心なしか「700系」よりも速そうです【画像⑦】。

そして本来は「客席」である車両に足を運ぶと、いつもの座席はなく、そこには計測機器がいっぱい!デビューまで2年間かけ、速度や揺れ、騒音などのデータを取っていたものと思われます【画像⑧⑨⑩⑪】。
パンタグラフと架線が接触する模様も、しっかりとカメラに収められていました【画像⑩】。




(RSK山陽放送 岡本佳彦 記者)
「さらにN700系は、乗り心地の向上にも最新の技術が使われました。今回このN700系が300キロ運転を可能とする理由の一つがこのシステムです」
「乗り心地を向上させるために振動を減少させる他、カーブになると、その傾きを制御して高速でカーブが曲がれるようになります」【画像⑧】

これが、N700系が取り入れた「車体傾斜制御装置」です。これで東海道新幹線の曲線部分を、速度を落とさず時速270㎞で走行できるようになったということです。