「しぶんぎ座」って?300年前のフランスの星図でみてみると?
ーしぶんぎ座の「しぶんぎ」とは何でしょうか。
(米田瑞生さん)
「しぶんぎ座の正式名称は壁面四分儀座(
「約300年前のフランスの星図をみてみましょう。Alain Mallet (アラン・マレ1630–1706、フランスの地図制作者、
「ドイツ語圏ですが、ラテン語が散見されます。このページのタイトルは、『北の星座の早見表』ということです」
「この時代には、よくあることのようですが、
「中央左下の、おおぐま座(北斗七星・ La Grande Ourse),
その右の、牛飼いには見えないうしかい座(Bootes),
その右上のヘラクレス座(Hercule)に囲まれるようにしぶんぎ座の領域がありますが、それらしきものはありません」
「この時代にも『しぶんぎ座』はなく、その後の短い期間しか使われなかった星座のようです」

ちなみに、南の星座はこちらです。【画像④】

しぶんぎ座流星群は、ふたご座流星群、ペルセウス座流星群と並ぶ3大流星群の一つです。来年はどんな活動をみせてくれるでしょうか。