円安や物価高、トランプ大統領の誕生など今年の経済も先が見えない状況が続いています。新潟の経済について、県内企業のトップはどう見ているのでしょうか?新潟商工会議所の新年祝賀会で今年の展望を聞きました。

新潟商工会議所の新年祝賀会には、県内企業526社のトップや花角知事らおよそ700人が集まりました。

福田勝之 会頭は長引く円安や人手不足などで経営環境は厳しいとした一方で、好機もあるとしました。
【新潟商工会議所 福田勝之 会頭】「佐渡島の世界遺産登録を絶好の機会として捉え、インバウンドを含めた旅行客の増加に向けて官民一体となって取り組んでいきます」

世界文化遺産となった「佐渡島の金山」。

内企業のトップも期待しているようです。                【トキエア 長谷川政樹 社長】「やっぱり観光というところ。ぜひ佐渡にというお客様、この需要は必ずある」

【ホテルオークラ新潟 田口昌男 社長】「世界遺産で新潟というマーケットがより日本のお客様だけではなくて、世界のお客様にスポットライトが当たってアピールすると思いますので、僕らの業界はこれから少し良くなっていくのだろうなと思います」

またおととし、去年と天候により打撃を受けた県内の主力産業、コメについては…

【新潟クボタ 吉田丈夫 社長】「やはり気候の変化などは避けられない部分もあるかと思いますので、複合的な営農課題の解決になる提案ということもできればと考えています」

一方で、今月20日に就任するあの人の動向も注視されています。

【新潟信用金庫 小松茂樹 理事長】「トランプ大統領の就任が非常に大きな不安要素になっていて、今年1年どうなるかというのがちょっと今の所予想しづらい」

不透明な海外情勢や物価高が気になるところですが、参加者からは株価上昇への期待の声もありました。

新潟の経済は、どのような1年になるのでしょうか?