雪などによる死亡事故の原因で、最も多いのは屋根からの雪下ろしや除雪作業。
その次に多いのが『落雪』です。

しかし、落雪は建物の高さや屋根の勾配によって、そのスピードや落ちて来る場所が変わるため、「軒下を歩かないように」と一概に注意するだけでは事故を防げません。

【雪氷防災研究センター 中村一樹センター長】
「雪が降った時はどうしても、滑らないようにと足元ばかり見て歩きがちですが、時々上のほうを見て“落ちそうな雪がないか”とか、落雪は屋根の構造にもよるので、雪が落ちるような構造になっている屋根のところには近づかない…」

大量の落雪に埋もれた場合には、息ができなくなって窒息して亡くなるというケースもあるため、注意が必要です。