ロシアに極寒をもたらしている「冬将軍」は、次第に南下する見込みです。日本気象協会tenki.jpによりますと、勢力は衰退するものの、中国の北京では、7日と8日の最低気温はマイナス10℃以下と、今シーズン最も低くなる予想です。

日本には、9日ごろ西回りで襲来となり、上空1500メートル付近でマイナス9℃以下の寒気が、本州の南まで流れ込む見込みです。9日ごろに予想される寒気は、平年より7℃くらい低く、真冬に数回しか流れ込むことのない「今季一番の寒気」です。

気象庁が低温に関する早期天候情報発表

気象庁によりますと、中国地方、四国地方、九州北部、九州南部・奄美地方、沖縄地方は、8日頃から、この時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい低温になる可能性があるということです。また、北海道では11日頃から著しい高温になる可能性があるということです。

気象庁HPより

■中国地方 1月8日頃から かなりの低温

かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差 -2.1℃以下
中国地方の気温は、向こう5日間程度は平年並か高い日が多いですが、そ
の後は冬型の気圧配置が強まり寒気の影響を受けやすくなるため、平年並か
低く、8日頃からはかなり低くなる可能性があります。 

■四国地方 1月8日頃から かなりの低温

かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差 -2.1℃以下
四国地方の気温は、向こう5日間程度は平年並か高いですが、その後は冬
型の気圧配置が強まり寒気の影響を受けやすくなるため、平年並か低く、8
日頃からはかなり低くなる可能性があります。 

■九州北部地方(山口県を含む) 1月8日頃から かなりの低温

かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差 -2.4℃以下
九州北部地方(山口県を含む)の向こう2週間の気温は、冬型の気圧配置
が強まり、寒気の影響を受けやすい時期があるため、平年並か低い日が多く
、8日頃からはかなり低くなる可能性があります。

■九州南部・奄美地方 1月8日頃から かなりの低温

かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差 -2.4℃以下
九州南部・奄美地方の向こう2週間の気温は、冬型の気圧配置が強まり、
寒気の影響を受けやすい時期があるため、平年並か低い日が多く、8日頃か
らはかなり低くなる可能性があります。

■沖縄地方 1月8日頃から かなりの低温

かなりの低温の基準:5日間平均気温平年差 -2.5℃以下
沖縄地方の向こう2週間の気温は、冬型の気圧配置が強まり、寒気の影響
を受けやすいため、平年並か低く、8日頃からはかなり低くなる可能性があ
ります。

■北海道地方 1月11日頃から かなりの高温

かなりの高温の基準:5日間平均気温平年差 +2.5℃以上
北海道地方の気温は、向こう1週間程度は寒気の影響を受けやすいため平
年並か低い日が多いですが、その後は、寒気の影響を受けにくくなるため平
年並か高く、11日頃からはかなり高くなる可能性があります。

これらの地域では、農作物の管理等に注意してください。また、今後の気象情報等に留意してください。