「セリフが全部ナレーションに聞こえる」演技初挑戦の苦労

(山田真理子さん)
「演技初挑戦で苦労されたことは?」

(小林章子)
「最初は、セリフが全部ナレーションや朗読に聞こえるという指摘があって、自分で映像を確認してみると、確かにそう聞こえました。でも、どうしていいか分からず苦労しました」

「その後、演技指導をしてくださる方に出会いました。演技で一番大切なことだといわれたのは、映像には映らないけれど、自分の内側の感情の振れ幅を大きくするということ」

「表情や動作で表現しようとしない。感情を大きく動かす。そうすると自ずと感情がにじみ出てくる。そういう演技を目指しました。とても難しいことでしたけど」

(鎌田宏夢アナウンサー)
「この映画をどんな方に観てほしいですか?」

(小林章子)
「私自身もそうですが、子育てに行き詰まったり悩んだりする方々がこの映画をご覧になり、何かヒントのようなものを感じていただけたらと思います」

「私の演じた母親の有希子さんは、生前、自閉症の療育には障害のあるなしに関わらず多くの学びがある。そのことをたくさんの方に伝えたいと仰っていました。その想いを、この映画を通じて少しでも多くの方にお伝えできたらいいなと思います」