京都・都大路を舞台に行われる全国高校駅伝があさってに迫りました。県代表として出場する酒田南、山形城北の両チームは、それぞれの目標に向かって士気を高めています。
今年10月に行われた県高校駅伝で、8年ぶり7回目の優勝を果たした酒田南男子チーム。

1区・3区・4区の長距離区間を走った3人は区間賞。それ以外の4区間を走った4人も全員が区間2位と「史上最強の酒田南」を体現するように、スタートから一度もトップを譲りませんでした。


酒田南高校 阿部 亮 監督「(走行)距離に関しては毎年数字を示しているが、走れたから強くなったのか強いから走れたのか、いずれにしてもそれだけの練習をできたという事が力になったのは間違いない」

長年「走行距離に対する執着心」を大切に指導してきた阿部監督も驚くほど、自主的に走りこんできた今年のチームの月間走行距離は、平均で700キロから800キロ。
酒田南高校 7区を走った 1年生 桑折純之介 選手「1人で走るのはきついんですけれど、仲間と一緒に楽しみながら走っていました」

酒田南高校 3区を走り区間賞 2年生 後藤颯星 選手「走った距離は嘘をつかないという言葉を大事にして、みんなが(特に)夏の期間走り込んできたと思う」

全学年が同じメニューをこなし、大会ごとに登録メンバーが変わるほど層の厚いチームです。
そんな史上最強の酒田南を引っ張ってきたのは、2人の3年生。
2人には去年の県高校駅伝の悔しい記憶が。