冷凍の品ぞろえを充実 野菜は週2回オーナー自ら店まで運ぶ

笑顔が増えてやりがいを感じる一方、利益を確保しながらの店舗運営は苦労の連続です。この店では、本部を通じた仕入れに加えて、野菜や肉、魚などはオーナーの山田さんが直接買い付けています。足が早い生鮮の状態では採算がとりにくいため、冷凍の品ぞろえを充実させました。高齢の利用者でも一目でわかるよう、商品名が書かれた札は大きな字で、用途もしっかり表示します。
(山田敦司さん)「料理の用途に応じた22種類。(Q選べる楽しさも?)それもありますし。でもまずは味です。絶対おいしいです」
「鯛のひもの」は最近店頭に並べたばかりですが、すでに人気の商品です。
(女性)「これ(鯛のひもの)初めてなんですけど、挑戦。おいしいって聞いたので。お魚うれしいですね、家族が好きなので」
こう話した女性の夕飯のメニューは、鯛めしと焼き物。ほしい食材がすぐに手に入る環境もここでは貴重です。
この日、山田さんは早朝から忙しく働いていました。
(仲卸業者)「トマトがきょうの競りでちょっと安く落とせたので」
![]()
和歌山市内で野菜を買い付け、自ら店まで運びます。大量に仕入れるため、ローソンの流通システムは使えません。常に新鮮なものを提供するには、週に2回は運ぶ必要があります。
(山田敦司さん)「ガソリン代にしても、和歌山インターから有田インターまでの高速代を考えれば、行ったら行っただけ損になるのは分かっているんですけど、やり始めたら意地というところもあります」














