投手復帰の2025年 大谷はどこまで想像を超えるのか

大谷はまだ30歳。ドジャースとの契約は9年残っている。ワールドシリーズ連覇を狙う来季は3月に東京ドームでカブスとの開幕シリーズ、そして2年ぶりの投手復帰も待っている。大谷はいつだって想像を超えてくる。

2024年12月9日の報道各社のオンライン合同インタビュー。大谷は来季の二刀流出場について「ベースとなるのは21年から23年くらいの、どちらも規定(打席、投球回)に近いくらい出場していくのが理想ではあると思うので、臨機応変に対応できたらと思っています」と力強く語っていた。

来季の今頃、まだ誰も想像していないような未来が待っている気がしてならない。夢を超える現実を、まだまだ見たい。

〈執筆者略歴〉
柳原 直之(やなぎはら・なおゆき)
1985年9月、兵庫県西宮市で生まれる。
関学高を経て、関学大では準硬式野球部所属。
2008年に三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)入行。
2012年に転職し、スポーツニッポン新聞社入社。
2014~17年のプロ野球・日本ハム担当、18年~現在のMLB担当として、大谷選手を11年間、追い続ける。
著書に「大谷翔平を追いかけて~番記者10年魂のノート」(ワニブックス)。

【調査情報デジタル】
1958年創刊のTBSの情報誌「調査情報」を引き継いだデジタル版(TBSメディア総研が発行)で、テレビ、メディア等に関する多彩な論考と情報を掲載。2024年6月、原則土曜日公開・配信のウィークリーマガジンにリニューアル。