反対派と支持派で共通するのは『SNSでの情報収集』

 今回、尹大統領への反対デモや支持する集会を取材した中でどちらにも共通して目立ったのは、有権者らがテレビや新聞などではなく、SNSで情報を得ていることです。

 韓国情勢に詳しい龍谷大学の李相哲教授は次のように話します。

 (龍谷大学 李相哲教授)「(韓国の)ネットの影響力、特に政治に対する影響力は、テレビと同じくらいか、強いとみたほうがいいです。昔から韓国の左派と保守系の対立は激しいことで有名ですが、最近は両極端にどんどんどんどん分かれているような気がします。その背景にはネット社会というようなことがあるんじゃないか。国民を両極端に分裂させる役割を(ネットが)一部担っているんじゃないか」