「お客さんが少なくなった」日本人にもなじみの観光地に影響が
今回の一連の問題が街にどのような影響を及ぼしているのでしょうか?取材班は、韓国大統領府の近くで、尹大統領が来店したことがあるという海鮮ジャージャー麺が人気の飲食店を訪れました。もともとこの店には尹大統領のサインが飾られていたそうですが、現在はそのサインが外されていました。
(山中アナ)「なぜサインを飾っていない?」
(店の関係者)「去年ぐらいからお客さんが(尹大統領のサインを)見て嫌な顔をされたので」
(山中アナ)「サインをまた飾れる日は来そうですか?」
(店の関係者)「来ないと思います。この状況ではなかなか難しい」
さらに、日本人の観光客も多いソウルの観光地にも影響が出ているようです。
(山中アナ)「ソウル一の観光地・明洞にやってきました。ずらりと屋台が並び、人も賑わっています。ただ、地元の方に話を聞くと、普段は道が見えないぐらい、歩けないぐらい賑わっている場所だということです」
最近、店舗数を増やしている焼きマシュマロの屋台では、12月3日に非常戒厳が出て以降、影響が続いているといいます。
(山中アナ)「観光客の数に影響していますか?」
(店の関係者)「だいぶ影響しています。団体旅行も減っているし、やっぱりお客さんが少なくなりました。客は半分ぐらいは減っている気がします」
日本人が年末年始で行く国外旅行のうち最も訪れるというのが韓国。別の店の関係者は今後の客足についても不安に感じています。
(店の関係者)「人がいないじゃないですか。(観光客が)半分以上増えないと。今は半分しかいない」