住民はその土地に誇りを持っている。誇りを傷つけるものは書けない

(作家 久田樹生さん)
「映画とかドラマのノベライズと、地域ものの怪奇談と児童書もやっている」

今年、作家歴19年目を迎えた久田樹生さん。
もともと会社員だった久田さんですが、子どものころから、怖い話や不思議な話が好きだったことから2006年に作家デビューを果たし、これまで日本各地に伝わる怪談の本を執筆してきました。

ご当地怪談本の出版は今回で3作品目。
久田さんは地域にまつわる怪談をまとめる際は直接、現地に出向き、自分で証言者に取材することをモットーにしています。

(作家 久田樹生さん)
「地域へのリスペクトがないと、まず、こういうのは書けない。地域というのは、そこに土地があって、住んでいる方は絶対その土地に関して誇りを持っている。その誇りを傷つけるようなものはちょっと書けない」