せき症状増加も 薬が足りない

井上キャスター:
インターパーク倉持内科 日本橋 倉持仁医師によりますと「咳止め薬の不足が深刻」だということです。倉持医師のクリニックで使用する「咳止め薬」は以前は30種類あったものが現在は1種類となり、他は半年待ちになっているそうです。
背景にはジェネリック医薬品の出荷制限や停止などによる薬不足と、▼インフル、新型コロナ ▼マイコプラズマ肺炎 ▼風邪症状に対し同じ薬を使用しているためなのだそうです。
ホランキャスター:
咳止めの薬に関してはどの医療機関もこのような状況なのでしょうか。
長崎大学 大学院 森内浩幸教授:
どこも不足しているようです。物価高のなか、医薬品だけを値下げしてもジェネリックの医薬品メーカーとしては儲けが少ない。またトラブルなどが起きて出荷停止となったメーカーもあります。
ですので本当に咳止め薬が必要なケースを見定めて使っていく必要があると思います。この薬は対処療法ですので、これを使わないと病気が治らない薬ではありませんので、あまりパニックになる必要はありません。
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<プロフィール>
森内浩幸 さん
長崎大学大学院 教授
専門は小児科医
日本小児感染症学会理事長
松田丈志さん
元競泳日本代表
五輪4大会出場 4個のメダル獲得
JOC理事 宮崎県出身 3児の父