ダビングサービス利用者急増

VHSの「2025年問題」。VHSテープは劣化するため、寿命がおよそ20年とされていて、ピーク時に販売されたテープが寿命を迎えるのが2025年頃ではないかとされています。2016年にはビデオデッキの生産も終了していることから、今後、再生やダビングが難しくなり、映像が見られなくなってしまうかもしれません。こうした中、いま利用者が急増しているのがVHSの「ダビングサービス」です。

カメラのキタムラ福島店・鈴木一生さん「VHSとかハイエンド、VHSCなどをお預かりして、自社のラボでDVDにダビングして、ご自宅の大きな画面のテレビで再生ができるというサービスの内容になっている」

「カメラのキタムラ」では、10年以上前からVHSテープなどをDVDにダビングするサービスを行っていましたが、2025年問題の報道を受け、11月下旬ごろから問い合わせが殺到。多い時には、1人で30本ものテープが持ち込まれることもあるといいます。

基本料金は、60分以内のテープ1本で1780円。テープの本数が多ければ多いほど、お得になる割引も行っています。

カメラのキタムラ福島店・鈴木一生さん「(オプションで)テレビ以外にもスマホで懐かしの映像が見られるというものもあるので、合わせて利用いただければと思う」

VHSテープだけでなく、デジタルビデオカメラの「ミニDVテープ」も2025年問題の対象で、映像を残したい方はダビングをおすすめします。大切な思い出を残し続けるために。皆さんも家の中に眠るビデオテープを探してみてはいかがでしょうか。