■取材を試みるもブロック…販売者は今も平然と

実は今、偽物の卵を送りつけているとみられるトラブルが相次いでいるのです。

Aさん
「楽しみに育てていましたので、だまされたっていう感覚が1番はじめに。なにかの間違いであってほしい」

Aさんはフリマサイトを通じて販売者にメッセージを送りましたが、返事はなし。Aさんがメダカを購入したアカウントは今もフリマサイトでメダカの卵の販売を行っていました。

評価のページを見てみると高評価がついています。しかし、このフリマサイトでは購入者が数日以内で評価をつけるのが一般的。これにより評価のほとんどが「届いた卵の状態」の評価となり、「数か月後育ったメダカの評価」は反映されづらくなっているのです。Aさんも一見して評価が高いことを信じて購入してしまったといいます。



メッセージを送 り取材を試みましたが、途中からブロックされやりとりができなくなりました。

アカウントは匿名。発送地も細かい住所の記載はなく、連絡手段はこれ以上ありませんでした。トラブルが相次いでいる背景は…。

メダカの市場・販売に詳しい堀切めだか 兵頭秀一 店長
「市場が大きくなっているからということです。(メダカの買い手は)老若男女、全部なのです。どこにも偏りがない」

背景には急上昇するメダカの人気。さらに…

堀切めだか 兵頭秀一 店長
「育てやすいし、繁殖させやすい。ベランダ一つでメダカつくってネットオークションでうまいこと売れば月に2、3万を稼ぐことはそんなに難易度は高くないです。副業レベルでの参入障壁はものすごく低い。(大事なのは)顔の見える生産者から買うということです」

刑法に詳しい弁護士は、仮にフリマサイトなどを通じて意図的に偽物のメダカの卵を販売した場合、詐欺罪に該当する可能性があると指摘しています。