手軽に飼えるということで人気が急上昇している「メダカ」。一方で、高価なメダカの売買を巡ってトラブルや悪質な販売も起きています。「メダカの闇」を追いました。

■専門店が続々…メダカブームの裏で 購入者が語る「メダカの闇」

9月10日の栃木県南地方卸売市場。多くの人でにぎわっています。売られているのは野菜や果物ではなく“メダカ”です。開かれていたのは「めだか市」です。

めだか市に来た人
「買いたいなと思ったのだけど、迷っていたらやっぱり売られていっちゃった」



品種改良されたいわゆる「改良メダカ」。見た目のかわいらしさや自宅で手軽に飼えるということなどから人気が急上昇。現在800種類もいるといわれています。こうしたメダカの飼育は“メダ活”と呼ばれ、人気となっているのです。こちらの男性は…。

めだか市に来た人
「(購入したメダカの)総額はたぶん1万円は超えていると思います。今日、本当は会社があるんですけど、有休をとって」

都内でもここ数年でメダカ専門店が次々とオープン。「目高工房江戸」では120種類以上のメダカを販売。生産者から直接買い付けることで希少な品種を安い値段で販売しているといいます。




全体にラメが入りキラキラと輝くメダカ。その名も「ヒミツヘイキ」。そのお値段なんとペアで7万円です。さらに、別の店では過去にとんでもない値段がついた「琥珀透明鱗スモールアイサムライメダカ」、こちらはお値段100万円です。