■調べてみたらこんな“先生”も


実際に私たちの近くにないか探してみました。

実は薬局業界の慣習で、ベテランスタッフでも若手の薬剤師を「先生」と呼ぶそうです。福島・会喜調剤薬局グループでは、薬剤師と事務スタッフが遠慮してよそよそしくなってしまったそうです。そこで、「先生」を廃止して社長含め全員を「さん」付けにしました。すると、スタッフ間の関係も良くなってきたということです。



さらに、京都には伝説の先生がいました。俳優の故・福本清三さん(77)です。

この方、俳優、監督、スタッフ全員から先生と呼ばれていましたが、主役ではありませんでした。
ではなぜ先生と呼ばれていたかと言うと「時代劇で5万回斬られた男」「日本一の斬られ役」として先生と呼ばれていたそうです。

ドラマ「水戸黄門」、映画「ラストサムライ」などに出演されていたということです。福本さんは主に用心棒役での出演が多かったんですが、ある作品の中で「先生」と呼ばれたのがきっかけで、そこから先生呼びが定着したそうです。晩年には「斬られ役」でショーの主演も務めたことがあるということです。

ホランキャスター:
福本さんが目の前で斬られているところで一緒に仕事をしたことがあるんですけど、本当にすごいんですよ。斬られ方が上手いと、斬ってる方がものすごく強く見えたりするので。

井上キャスター:
このケースは人望も尊敬もありますよね。一方で、議員の世界は慣習で周りが使っているので、別に止めてもいいと思います。私は大阪の議論は前向きに捉えています。