地域の食材を学ぼうと、調理を学ぶ高校生が農地を訪れて生産者から直接、食材の話をきく産地見学会がひらかれました。

軟白ねぎは雪の降る時期に出荷されるハウス栽培のネギで、一般的なネギより柔らかく甘いのが特徴です。

きょう鶴岡市の園地を訪れたのは、酒田南高校で調理などを学ぶ家庭科の3年生です。

今回、地域の食材への理解を深めようと、実際に農地を訪れて軟白ねぎについて学びました。



すくすくやさい畑 瀬尾恵美さん「(軟白ねぎは)土の中に入っているのが5センチくらいしか入っていない。黒いシートの中に全部覆われて入っていて上の緑の部分が出ている」

一般的な露地もののネギは白い部分がすべて土に埋まっていますが、軟白ねぎはネギの白い部分をほとんど土に埋めず、この黒いシートで覆い育てます。

軟白ねぎは春に種まきをして、雪が降り始めるころに収穫します。

白い部分が25センチ以上になることが軟白ねぎの条件のひとつで、収穫まで長い時間と手間がかかります。

まだ出荷基準前の状態ですが、生徒は学びのため、特別に収穫させてもらいます。

体験した生徒「根がしっかりしていて抜くのに力がはいった。しっかりしてる」

体験した生徒「そのまま焼いたりして食べるのがいちばん美味しいかな」



すくすくやさい畑 瀬尾恵美さん「うちの場合だと農作物、ネギだったりするが(料理の前には)前段階があってその人たちのことも考えてもらいたい。農地に足を運んでもらったりして学んだことをお客さんに伝えて貰えたらうれしい」

生徒たちはひとつの食材にかかる手間や苦労を学んでいました。

軟白ねぎの収穫は今月中旬から本格化するということです。