知らずに使うと損してる?お風呂や暖房の正解

 最後に「光熱費」について。一般家庭の用途別エネルギー消費量の割合でみると、給湯28.6%、暖房25.1%、冷房1.8%となっています。

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 大きな割合を占める「給湯」。お湯の値段は水の“3倍”もするそうです。シャワーを約15分使うと浴槽約1杯分と同じ量に。シャワーを1日1分短縮するだけで年間約3000円の節約になります。

 資源エネルギー庁によりますと、毎日少し冷めたお湯を4.5℃分「追いだき」すると年間約6000円かかるそうです。なるべく時間を空けずに一緒に入ったり、お風呂のふたのさらに中に落としぶたのように保温を高められる「アルミ保温シート」などを使ってお湯が冷めるのを防ぐことで節約につながるといいます。

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 ダイキンによりますと、暖房代を抑えるには風量は「自動」、風向きは「下向き」がおすすめ。外出中は「約30分ならオン」頻繁なオンオフはかえって負担になるということです。

 では、暖めた部屋をどうやって保温するか、部屋の暖かさの6割は窓から逃げています。「断熱・結露抑制窓シート」や、お風呂用の「シャワーカーテン」のビニール製のものをレースカーテンの間に1枚増やすだけでも断熱効果が上がります。