病に倒れても「仲間がいるから」 平均69歳のダンスチーム
「部屋で倒れて、ひとりだったんですけど色々運が良くて一命はとりとめたんですよね」
ゲストハウスの経営や本の執筆をしている「かじ えいせい」さん(75)は、去年、大動脈解離を発症しました。手術は成功したものの、いまも不安と隣り合わせだと話します。

それでも、復活の支えとなった存在がありました。
かじさん「ダンスが私自身にとって生きる力というか、楽しい仲間たちがいるので」

かじさんは、熊本県西原村にあるスタジオの、ストリートダンスのメンバー。平均年齢は69歳で、週に3日ダンスに磨きをかけています。
参加者「今年の7月に誘われて、来たらものすごく楽しくてハマりました」
このスタジオができたのは去年2月ですが、SNSや口コミで噂が広まり、ついにはチームを結成。衣装を揃えて、来年のステージに向け日々練習に励んでいます。
スタジオには常に笑い声が響きます。
かじさん「出来は6割くらい、とにかく楽しくね」

順天堂大学スポーツ健康科学部 客員教授 荒木香織 客員教授「環境が適切であればどんな行動も前向きに継続することは可能ではあると思います。社会的な繋がりがあるからこそ、もう一度行きたいと思うことはあると思う」
スポーツ心理学とシニアから学ぶ運動の継続術。誰かを誘って、気になるスポーツに挑戦するのもいいかもしれません。
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かじ えいせいさん「生きていれば100歳になっても踊っていたいという気持ちは持っています」